【無理に自分を好きになろうとしなくてよかったと思えた話】

自分嫌いだった私が、どうやって自分を
大切に思えるようになったのか、
そのプロセスを、振り返ってみようと思います。

私は、自分自身と向き合った経験から、
自分のことを無理に好きになろうとする
必要はない、
努力しても好きになれるものではない。
気がついたら好きになっているものだから。
と考えるようになりました。

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〈自分が嫌いだった頃の私〉

私はずっと、生きづらさに悩んできました。
幼い頃から集団に馴染めず、
学校では目立たないように必死に自分を隠し、
大人になってもハラスメントの被害に
あうことが多いです。
とにかく人間関係に苦労していました。
また、悩みをいつまでも
引きずってしまう癖もあって、
暗い気持ちで毎日を過ごしていました。

そんな日々の中で、
救いを求めて手にした自己啓発本には、
かなりの確率で、

「自分を好きになろう」
「自分を大切にしよう」

と書いてありました。

書いてあることに共感して、
えいっ！
ってチャレンジすると
瞬間的には自分を好きになった気がしました。
でも長くは続きませんでした。
時々襲ってくる大きなストレスにのみこまれて、
自分を好きになる努力を忘れてしまうからです。

〈思いきって、カウンセリングを受けてみた〉

仕事は好きなのに人間が苦痛で
会社に行きたくない。
恋愛もうまくいかない。
毎日楽しくない。
どうにも状況が改善しなくて、勇気を出して、
カウンセリングを受けました。

そのとき頂いたアドバイスは、
「もっと感情に従ってみたら？」

っといった主旨の内容でした。

それは、
「心で生きる」
「感情に素直になって選ぶ」

ということでした。

〈感情に従うってどういうこと？〉

カウンセラーさんに、
『頭で考えすぎる傾向が強いんじゃないかな？
心の声を聞いてごらん？』
と、アドバイスを頂いたとき、
はじめは何を言っているのか
理解できませんでした。

〈私はもっと理性的な人間になりたいんですけど！〉

まず1つ目。
私はすぐに不安を感じたり、
精神のバランスを崩して取り乱したりする人間だから、もっと理性的な人間になりたい。これ以上感情的な人間になりたくない。と思っていました。
むしろ感情をコントロールする方法を相談に来たんです！と、軽く怒りたくなりました。

〈そもそも、心の声って何？〉

そしてもう１つ。
心の声って抽象的でよくわかんない。
そんなもの聞いたことないし、
聞く必要があるのか？という疑問が湧きました。

〈私の思考の癖〉

カウンセラーさんは、私との会話の中で、
何事も段取りよく無駄なく処理しようとする、
私の思考パターンを見抜いて下さいました。

確かに気がついたら分析してるし、
仕事でも論理的に考える機会が割りと
多くありました。

要は頭で考えることに偏っていたようです。
常に結果を予測して行動を選択していました。

〈だから心の声って何？〉

結果を計算しないで、
失敗とか損得を気にしないで、
その瞬間に自分がやりたいと感じたこと、
心地いいと思ったこと。どうやらそれが、
心の声のようでした。

常に結果を予測して行動を選択していた私は、
心の声が聞こえないようになっていたようです。
だから心の声って言われても、
理解できなかんですね。

〈とりあえずやってみる〉

心の声に従うといっても始めは何をしていいか、
わかりませんでした。
その頃ちょうど、自分をHSP(highly sensitive person)かもしれないなと
意識しはじめた頃だったので、
まずは五感のストレスを減らしてみることに
しました。

https://amimia.hatenablog.com/entry/2018/05/03/150400

〈次は働き方改革〉

五感のケアは大成功し、
すこし自分を取り戻してきた私は、
仕事で無理し過ぎていたことに気がつきました。
クビになってもいいから今より少しゆるめに働こうと、行動を起こしました。

https://amimia.hatenablog.com/entry/2018/04/22/132251

〈そして気がついたら、自分を好きになっていました〉

心の声に従って行動を選ぶのは、
私には難しくて、時間がかかりました。
(その時の葛藤は、また別の記事でお伝えしようと思います。)

ただこのプロセスを乗り越えていく中で、
自分の中にあった様々な感情や思い込みを
手放していったことで、
気がついたら自分が大切で、
かけがえのない存在になっていました。
それはとても素晴らしい経験でした。

〈まとめ〉

自分を好きになりたかったら、
一生懸命自分を好きになる努力をする
必要はないと考えています。
食べたいものを食べたり、好きなだけ寝たり、
心からやりたい行動を繰り返していく中で、
気がついたら好きになっているものだと、
体験から感じたからです。

ami