ふんわり優しい暮らし

少しずつ心を解放しています。

弱い自分を守るために戦っていた

長い間、
自分と対話しながら過ごしていました。

生きづらさをなんとかしたくて
人に依存してしまう自分が苦しくて
変わろう、変わろうと
コツコツ積み重ねてきました。

自分とたくさん会話をして
願いを叶えてあげて
自分を知っていくことが幸せでした。
自分で自分を幸せにしてあげられることが
嬉しくてしかたなかったです。

それに、まわりに優しい人はたくさんいて
緊張しながらも頼ったり頼られたりを覚えていきました。
だから人と充分に関わっているつもりでした。
幸せなつもりでした。

でも無意識に"ここまで"と人との間に境界線を
ひいていることに気がつきました。

この人とはもう少し深く関わってみたい
最近はそんな機会が増えてきたけれど

深く関わってみたい気持ちと
勝ちたい闘いたい負けたくないという
昔からの心の癖が葛藤しています。

この人は優しい人だから
信頼していいと本能的に気がついていても
むしろこの人は深いとこるまで
自分をわかってくれそうだとわかる時ほど
体にぐっと力が入り、
勝手に臨戦態勢に入っています。

今までの人生で全力で身に付けてきた
知識や思考力、経験を駆使して
相手より優位にたとうとしています。

本来は人見知りな私が
人の話を聞くのが好きな私が
まくしたてるように饒舌にしゃべり倒していて
人に指摘されて初めて自覚しました。

今ではすっかり社会になじんでいて
仕事のコミュニケーションでも
雰囲気をつくったり、
リーダーシップをとる機会も多くなってきて
すっかり忘れていたけど

でも昔の私は、誰に対しても
攻撃的だったのかもしれません。

自分は弱い。
闘わないと負けてしまう。
だから強くなろう、強くなろうと
戦いつづけてきたことにやっと気がつきました。

自分とたくさん会話して
生きずらさも解消してきて
でもどこかスッキリしていなくて

体のケアもとりいれてみてたら
呼吸か浅かったり体が緊張しがちな傾向が
みえてきたのですが
見えない敵と戦い続けていたことが
理由だったのかと納得しました。

弱かった私が
自分を守りながら社会と関わっていくには
どうしても強さが必要だったけど

自分が求めている
深い安心感のある
コミュニケーションのためには
今度は強さが邪魔になっていて
今まで一番大切にしてきたものを一度
捨ててみる必要があるんだなと考えながら
もじもじしています。

っていうか、すっかり忘れていたけど
あんまりよく覚えていなかったけど
すぐ泣くし、不安になるし、
依存するし、癇癪持ちだし
私はものすごく弱い人間だった!


もう一度その頃の感覚を
取り戻していこうと思います。

自分と会話ができて
いざとなったら戦えて
人にも頼れるようになった今なら
少しずつ弱さをだしても
いいんじゃないかと思います。
ずっと無視してきた弱い自分こそ
本来の人間らしい面白みのある
私なのかもしれません。

ami