ふんわり優しい暮らし

少しずつ心を解放しています。

なんとなく気になったものを味わってみる

"なんとなく"一瞬頭に浮かんだものを
気のせいだと軽く扱わずに
逃さないで味わってみると
心が深く満たされたりする。

不思議なことだなぁと思う。
忙しければ見逃してしまうような
小さな小さな"声"なのに

お菓子を食べたいとか
贅沢をしたいとか
優越感を感じたいとか
もっとたくさんの
欲望にまみれた大きな"声"に
簡単に消されてしまうような
小さな小さな"声"なのに。

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先日、久しぶりに
ヴィジョンボードでもつくろうと

なんとなく気になるキーワードを
ポストイットにたくさん書いて
それを整理するために
1つ1つグルーピングしていた。

"幸せ"とか、"わかちあう"とか
"愛情"とか、"健康"などの
よくみかけるキーワードの中に

1つだけ浮いているポストイット
みつけた。
"月"と書いてあった。

なぜそんなことを書いたのか
よく覚えていなかったけど
なんか気になったので

どれくらい心が求めているのか
わからなかったけれど
とりあえず
本屋で月がテーマの写真集を買ってきて
(2600円もしてもったいないし
大きくて邪魔になるから
本当は買いたくなかったけど)

写真の月を眺めながら
ドビュッシーの月の光を聞くことにした。
その日は新月だったので
本物の月は見えなかった。

インターネットでアポロ計画
月面着陸について調べたり、
陰陽道の陰ってなんだ?と調べたりもした。

結局自分が何を求めているのか
よくわからなかったけれど
なんだか知らないけど、ただ楽しかったし
深く心が満たされて安らいだ。

その満たされた心を味わいながら
そういえば子供の頃は目立つのが苦痛で
でも地味すぎると
まわりから浮いて悪目立ちするから
地味すぎにならないように
気をつけてていたことを思い出したり

"静寂"というキーワードが浮かんできた。
いまはただのリラックスではなく
"静寂"を求めているのかもしれないと思った。

そういえばアート作品でも
情報量の多すぎない
想像力を求められるようなものを好むよなあと
なんとなくこじつけて考えてみたりもした。

結局まだ何がなんだか
よくわからないんだけど
しばらくは"月"とか"影"にまつわるものに
いろいろと触れてみようと思う。
何か大切なものが
みえてくる気がする。

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森光伸 月の空 光村推古書院


ami