ふんわり優しい暮らし

少しずつ心を解放しています。

【働く環境の選び方について考えてみた】

『部下全員が60点をとれるようにするのが
マネージャーの努め』


昔のノートを見返していたら、書いてありました。


あらためて、はっとさせられました。
出展をメモしていなかったのが
残念でなりません。

たぶん、
マネジメントとは何かを学びたくて
書いたメモだと思います。


このメモを書いたころ、
私は自分の感情を見失っていて
自分のことなんてどうでもいいと
思っていた時期でした。

まだマネジメントの仕事はしたくないのに、
マネジメントの能力が足りない上司に変わって

何とかグループをまともに出来ないか、
自分に出来ることは何かを、
試行錯誤していた時期です。



【会社が何とかしてくれるという、身勝手な思い込み】

でも、自分を取り戻しつつある今、
同じノートをみると、違った感想をもちました。


"このことが本当ならば、
会社の言うとおりにしていちゃだめだ!"

という感想です。


"上司は自分の能力を引き出してくれるもの"

そんな身勝手な思い込みを
もっていたことに気がつきました。

上司に、会社に、依存していたなと思います。

f:id:amimia:20190803132422j:plain



【みんなで60点をとるということ】

マネジメントの基本が
メンバー全員に60点をとらせることだとしたら、

"今70点、80点をとっている人が
さらにレベルをあげること"より

"今40点、50点の人の成長に
エネルギーが使われる"ということです。


【"教えることで自分が成長出来る"効果は、限定的だと思う】

たしかに、70点、80点をとれる人が
40点、50点の人に教えると
理解が深まって成長できるという話しは
よく聞きます。

私も以前は、そのことを信じていました。

でも実際に60点、70点の立場を経験してみて、
その効果は限定的で、きれい事だなと思います。



【考えること、努力することを放棄している人に仕事を教えると、学びより無駄になることの方が多い】

単純に、やる気のない人に
仕事を教えるのは、おもしろくない。
本当に、おもしろくない。


私は学ぶことが好きだし、
たくさんの人にたくさんのことを教わって
人生を切り開いてきました。

学ぶことも、教えることも、
とても尊いことだと思います。

でも、教えることが得意な方や、
教えるプロの方にとっては、
やりがいのあることも、

そうではない人にとっては、
学んで得られることより、
失う時間、失うエネルギーの方が
ずっと多いなと感じます。


時間は限りある資源で、大切な資産なのに、
その大切な時間のほとんどが、
無駄になるなと思います。


【会社にスーパーエースはいらない、結果より雰囲気の方が大事だから】

さらに私が働いている
古い時代の価値観をもつタイプの会社は
社員に平均点をとることを求めるなと思います。

スーパーエースは、いらないんですよね。

出来すぎても、出来なくてもダメ。
普通であることを求められます。

結果より、雰囲気が大事だから、
古参社員のプライドを傷つけないことの方が
ずっと大切です。

私の会社は製造業なので
仕方がないのかもしれませんが、

自分で考え、疑問を持ち 、
自分で提案して動く人より、
変化を嫌い、同じことを繰り返すことを
得意とする人の方が、
優遇されているなと感じます。


【人は環境に左右されるから、自己責任で自分の環境を選ぶ】

人は環境に影響されるし、
たしかに雰囲気も大切です。

さらにマネジメントの本質が
全員に60点をとらせること
ということを考えても、

自分が属する組織の平均から
大きく離れて成長することは
難しいなと思います。


会社のレベルと今の自分のレベルを
客観的に評価して、

自分の責任で
働く環境を選ばないといけないなと

今さらながら思いました。

ami