ふんわり優しい暮らし

少しずつ心を解放しています。

【エンパシーエクササイズで気がついた、母の心の痛み】

  

3連休を利用して
"罪悪感"
"境界線"
"依存"
をキーワードに

対人関係がうまくいかない原因を探り
今後の方向性を考えていこうと
図書館で本を読みあさっています。


自分の中の"罪悪感"の強さに
気がついたときから

いよいよ本格的に
親子関係に向き合うことになると
予感していたけれど

どの関連本を手にとっても

親子関係、
とりわけ母親との関係に
いきつくんですよね。

水澤 都加佐 著
『〈見すてられ不安〉に悩んだら: 実践! ナラティブ・セラピー(春秋社)』

 

〈見すてられ不安〉に悩んだら: 実践! ナラティブ・セラピー

〈見すてられ不安〉に悩んだら: 実践! ナラティブ・セラピー

 

Dr.タツコ・マーティン 著
『母の呪縛から解放される方法 (だいわ文庫)』

 

母の呪縛から解放される方法

母の呪縛から解放される方法

 

 


という2冊の本を読んでいたら
『エンパシーエクササイズ』

というワークが紹介されていたので
ちょっと自分流にアレンジしながら
やってみました。


【エンパシーエクササイズ、母親になりきる】

母親になりきって
私が幼かった頃の情景を思い浮かべ
そのとき母が感じていたこと、
発していた言葉を想像してみました。

そして見えてきたのは
思いもしなかった
母の愛情と苦悩でした。


『お母さんはちっとも
私をみてくれなかったけど

でも本当は、
私を愛してたんだろうな
たくさん愛してたんだろうな

でもとても未成熟な人だったから
自分の感情すら
うまく表現できない人だったから

私にどうやって愛情を表現したらいいのか
どうやって育てたらいいのか
わからなくてきっと苦しくて

楽しさとか心地よさより
痛みをわかちあうとか
そんな心の交流をする余裕なんてなくて

正しいとか正しくないとか
教えるのに必死で
きっととにかく必死だったんだろう

きっと精一杯だったんだろう

友達を作りたがらない
人付き合いのない人だったから
初めてのことなのに
相談する人もいなくて
すごく苦しかったんだろうな。』


あくまでも想像ですが、
今まであまり感じたことのなかった
娘を愛したいのにうまく表現できない

母の強烈な不安と苦しみが
感じられました。


父の仕事の関係で
まわりに知り合いのいない
土地に引っ越して
たった一人の孤独の中で
私を育てなくてはいけなかった母。

人付き合いを極端に嫌い
誰かに頼ることもできず
必死だった母。

微かに記憶のある幼い頃の母は
顔が笑っていなかったり
首から下のエプロンと脚しかなかったり
とにかく笑っていません。

私はそんな追い詰められた
精神状態の母のもとで
育ってきたのだと
気がつきました。


そりゃ・・・
情緒が育たないわな。

最近ようやく出来るようになった
心の声を聞くとか
そんなことしてる
余裕なんてなかったよな。

むしろ母も私も
よくぞ生き延びてきたなと
思いました。


想像でも
母の孤独に触れることで
もう誰かを恨んだり責めたりせずに
幸せな生き方を選ぼうと
覚悟が決まりました。

恨んでも恨んでも、
やっぱり私は母を、
強く愛していたのです。

さあこれから、
一つ一つ丁寧に向き合って
自由な生き方を選べる自分を
育てていきます。

ami