ふんわり優しい暮らし

少しずつ心を解放しています。

【生きにくかったのは、心が弱いからではなく身体が疲れていたからでした】

「小さなことにクヨクヨするな!」
「気にしすぎなんだよ!」
幼いころからそんな言葉を
何度もかけられて悩んできた私ですが、

自分がHSP(=highly sensitive person,
敏感過ぎる人々)に分類される可能性が高いと
気がついてから、
無理にポジティブでメンタルの強い人に
なろうとしないで、
「自分の敏感さとどうやってうまく
つきあっていくのか?」いう視点に
切り替えることができました。

https://amimia.hatenablog.com/entry/2018/05/01/193417

また、HSPの特性を正しく理解し、
ケアすることで、
脳と身体が過剰に疲れていて
思考や感情のコントロール
できなくなっていたことが理解できました。
そのプロセスを、振り替えってみたいと思います。

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(1) HSPの特性をおさらい

HSPの傾向が強いことを自覚した私は、
適性な対処するため、
まずはHSPの特性をざっくりと整理してみました。

※専門知識は下記から引用させていただきました。『敏感過ぎて困っている自分の対処法
/高田和明監修・苑田純子著』


HSPは人よりも刺激に敏感

『敏感すぎる人は、少ない刺激でも、
神経がすばやく反応してしまいます(p.61)。』

『刺激を受けた時、神経が人より早めに
ギブアップしてしまうので、
いろんな刺激に弱いのです(p.66)。』

HSPは共感力が高い

『人のちょっとした表情やしぐさから、
相手の心の奥の感情が読めてしまったり
します(p.61)。』

『敏感すぎる人は自分と他人の境界線が
ものすごく薄く、共感力も強いため、
苦しんでいる人を放っておけません。(p.65)』

『他人の問題をまるで自分のものとして
体感してしまうことがわかっています(p.91)』

HSPあるあるです。強く共感します。
HSPの概念を知るまでは、誰でもそうだと
思っていました。


(2) 敏感な特性の影響で、想像以上に身体が疲れていた

HSPが刺激に弱く、
共感力が高い特ことは理解できましたが、
その特性がなぜ生きづらさにつながるのか
理解できませんでした。
そこでストレス下におかれたHSPの身体に
どんな反応がおきているのか、
まとめてみました。

『幼いころから過度な緊張が続いているため、
ホルモン分泌の乱れが起きやすく、
これが不調の原因となります。(p.36)』

『脳にはミラーニューロン、つまり鏡のように
相手をマネする神経細胞があります。
ミラーニューロンの司令塔は、
内臓運動の司令塔と同じ場所にあるため、
ミラーメカニズムが働くだけで、
自分の内臓まで反応してしまうのです。
その結果、人の体験を
まるで自分の体感として感じるのです。(p.44)』

『感情を無視して抑え込むと、自律神経が、
組織への血流量を減少させる。
すると血のめぐりが悪くなり、
血流に乗って運ばれてくる酸素の量も減る。
これが痛みやしびれ感、麻痺、筋力低下、
その他の機能障害を引き起こす(p.119)』

以上から、過敏な神経の働きが、
身体に多大な影響を及ぼしていること、
想像以上に身体に負担がかかっていることが
わかりました。

以前から心の弱さには自覚があったので、
カウンセリングを利用したり、
心理学を学んだりしていました。
なので人との距離感に注意を払ったり、
自分軸をもつことを意識しながら
暮らしていました。
よってメンタル面のケアは
ある程度できていると判断しました。

一方で、人よりも身体が疲れている自覚は
ありませんでした。盲点です。
子供の頃からぐっと我慢して耐えることが
習慣になっていたので、
気がつかずに身体に鞭を打っていたようです。

私の場合、HSPの特性と
うまく付き合っていくには、
「身体の疲れに気がついてケアしてあげること」が
ポイントだとわかりました。


(3) 身体を労ってみて気がついた大切なこと

これは私と同じように敏感すぎることに
悩んでいらっしゃる方に、
ぜひともお伝えしたいことです。

意識的に刺激を避け、身体のケアを徹底した結果、
感情が乱れたり不安定になることが減り、
思考がクリアな状態をキープしやすくなりました。

このことから、私は感情をコントロールする
能力が劣っているとか、
仕事の能力が低かったわけではなく、
過剰に脳と身体が疲れていることで
思考や感情のコントロールがで
きなくなっていたんだと実感しました。

またそのことを実感してからは、
パニックをおこしたときも、

「今は疲れてるだけだよ、
不安にならなくていいよ♪」

と心に声かけすることで、
落ち着きを取り戻しています。

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(4) まとめ

身体の不調に正直になって
今まで他の人に向けていた意識を
自分の身体に向けたら、
格段に生きやすくなりました。

その結果、他の人より能力が
劣っているわけではなく、
過剰に脳と身体が疲れていることで
思考や感情のコントロール
できなくなっていたことがわかりました。

次の記事では、身体を労るために具体的に
実践していることをまとめてみようと思います。

ami