ふんわり優しい暮らし

少しずつ心を解放しています。

【目に見えない価値にお金を払う素晴らしさ】

しばらく腕時計をつける習慣がなかったので
十数年前に購入したSEIKOの腕時計を
止まったままの状態で
6年くらい放置していました。

数年ぶりに腕時計をつけたいなと思って
新しいものを探したのですが
予算内でシンプルでデザインも好みな
時計が見つからなかったのと、
もともと思い出のつまった時計ということで
そのSEIKOの時計を
ダメもとで修理に出しました。


長く悪環境に放置していましたから
また使えるようになるなんて
まったく期待していなかったのですが・・・



パーツ交換されて
見事元気になって帰ってきました。

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SEIKOさんは、
ずいぶん前に廃盤になった製品の部品を
管理していたということ・・・。
感動しました。


そこまで高級品ではなくても
使い捨てするにはもったいない
価格帯でしたが、
目に見えない場所にコストが
かかっていたんだと
理解できました。


1つ1つの部品は小さくても

・型番と部品をトレースして、

・すぐに取り出せるように情報を整理して

・情報を管理するネットワークを整備して

・担当者が変わってもノウハウを引き継いで

・保管場所を確保して

・部品が劣化しないように温度や湿度を管理して


私もメーカーで品質関係の仕事を
しているので、
管理は決して楽ではないこと、
会社の思想や体制のすばらしさ
製品へのプライドが伝わってきます。


〈まとめ〉
お気に入りのモノを
長く丁寧に使うのは
とても心地よい。

ものを買うときは、

誰から買うのかを意識して、
売り主はどんな哲学を
もっているのか理解して、

素材の質や、手間隙、
メーカーの管理費などに
支払うコストを
おしまないようになりたいです。

ami