【晩秋の西沢渓谷に、癒されてきました】
見所がないと思っていた
紅葉が終わったあとの山は、
空気が澄んで清々しく、
生命の息吹を感じる、
癒しの空間でした。
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私は花やら新緑やら紅葉やら
季節の変化に触れるのが好きなので
よく自然を求めて、
難易度の低い、
初心者向きの山や散策コースを歩きます。
でも、晩秋~冬の山って
あまり行ったことがありませんでした。
紅葉が終わった後に山に行っても
大して面白くないと思っていました。
雪景色ならともかく、
枯れた山にわざわざ行く
意味があるのかな?
って思っていました。
でも今年は紅葉を楽しむ
タイミングを逃してしまったので、
晩秋の西沢渓谷にいってきました。
以前、夏に訪れたときは
青々とした緑や、渓流がすばらしく、
とても素敵な場所でした。
でも、今回訪れた晩秋の西沢渓谷は
それと同等、もしくはそれ以上なくらい
感性を刺激されました。
虫や鳥の鳴き声がほとんどしないから、
とても静まりかえっていて、
空気も澄んでいます。
落ち葉の上を歩くと、
ふかふかしてとても気持ちがいい。
夏にきたときは見落としていた、
厚みが2センチ近くある
見事な苔にも気がつきました。
花、新緑、紅葉のような
目玉がないからこそ、
普段は見落としてしまう
本当の山の姿に
少しだけ触れられた気がします。
うまく言葉で表現できないのですが
春に向けて準備している、
そんな気配もしました。
当たり前なのですが、
冬の山は枯れたわけではなく、
生きているのですよね。
何とも言えない深い感動を味わって
帰ってきました。
ami